2019年 年末年始 パリ・ロンドン家族旅行②スリ対策&持ち物準備編
さて、旅行の本編に行く前に・・・
我が家はヨーロッパにあまりご縁がないので、身近に最近ヨーロッパにいったよ~という人がいませんでした。
たまたま、10月に来日したお友達の台湾人一家が、夏にロンドンでお子さんがサマーキャンプに参加するためにロンドンとパリに行ったというところから、ようやくリアルな話を聞くことができました。
パリ、危ないわよ!!
とにかくスリと強盗だらけ。
アジア人は少なくて目立つから、恰好の標的になるよ。
有名な観光地は、押し売りのジプシーや黒人だらけ。
腕にバングル?を巻き付けてきてお金払えとか、話しかけてくる人はとにかくお金目当てだから気を付けて。
他にも署名詐欺とか色々あるから調べてみて。
知り合いの台湾人なんて、身長もすごく高くて大柄でおっきいのに、それ以上に大きい黒人に後ろからスッとスマホとられて逃げられたらしいからスマホに注意して!←ひぃ~~(泣)
あと、ルーブルやベルサイユ宮殿などの名所は、事前に予約しないと入れないわよ!!(すごく並べば入れるかも・・・)
すっごい行列。
私たちは、全然入れなかった・・・
さらに、いつもストライキで大渋滞よ。
疲れたからってちょっとタクシーに乗ろうと思ったら、近距離でもすぐ50ユーロ(6000円)ぐらいかかる。地下鉄はやすいけど、スリが多いし、くらいし、危ないわよ。
ロンドンのほうがましだった。
でもロンドンも安全なようで危ないわよ。油断禁物。
私たちはホテルではなくエアビーに泊まったんだけど、黒人にドアをドンドン叩かれてすごく怖かったわ~。
などと言うのです!!
えぇ――!?今パリがそんなことになってるの?ロンドンも危ない・・・?
数年前はテロで危なかったのは知ってるけど、収まったから大丈夫かなと勝手に思っていた・・・。
旅好きママは20年前に卒業旅行で行ったことがあるのですが、ツアーだったせいで、そんな危ない思いは全然しませんでした。
何も知らなかった私は、のんきに家族で個人旅行で行こうとしていたけど、これは全力で対策をしていかないと、財産をとられる・・・!!と思いました。
その日から、ネットで真剣検索を開始。
そしたら出るわ出るわスリ体験!
在フランス日本国大使館 スリ体験談
https://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/higaisha/h_4.html
自動り棒でたまたま映り込んだスリの犯行の瞬間を撮影したものまで・・・(こちらはロンドンです)
https://www.youtube.com/watch?v=8P6VhID5Wgc
危ない!!怖っ・・・!!これは、しゃれにならない。
でも、色々調べてもまだ半信半疑でした。
たまたまスリにあったんじゃないの?
もしかしたら誇張かも?なんて思ってました。
自分が地下鉄でスリにあう、その瞬間までは。
日本人が危ない、狙われるというのは、事実でした。
これからいかれる方は、心して対策されたほうがいいと思います。
スマホがそのまま危ないということに出発前々日ぐらいに気づき、スマホは、首から下げられるこちらをamazonで大慌てで購入。
COCASES 【進化版】スマホネックストラップ シリコン製 4.0-6.5インチの携帯電話適用 リング付き 紛失/落下防止 スタンド機能 日常 旅行 作業 アウトドアなど適応(ブラック 1本)
- 出版社/メーカー: COCASES
- メディア: エレクトロニクス
届いたものを下げてみると、首にかける部分がシリコンで、正直気持ち悪い~っ。
しかも心もち短い。
その後百均に走り、首から下げるストラップを購入しました。
カスタマイズ後がこちら。
台湾人パパはこれ絶対感触が気持ち悪いっていうのがわかったので、手首に巻くタイプのストラップを購入。
ついでに百均で、定番の南京錠を購入。
街歩きのときは、これをリュック等につけてスリに「防御してます」アピールをします。
さらに、定番のウェストポーチ(極薄)。
ダイソーの旅行用品コーナーでラスト1個でした。
これにはパスポート持ち歩きの際など、本当に安心して持ち歩けて、助かりました。
まさにパリ必携です。
ネットの情報では、服の内ポケットに貴重品を入れるといいそうですが、内ポケットなんてほとんどの服についていません。
内ポケット付きコートなんて探す暇もないし、あっても高そうなので、とにかくコートの内側で貴重品を管理できるものということで、一応、ポシェットも購入。これはセリアで買いました。
さらに、チャック付きの、たすき掛けカバンがいいとネットに書いてあったんですが、高価なものはだめだよね・・・ということで、あちこち探し回り、3コインで500円でなんとかた白のたすき掛けのバッグを発見、購入。
しかし結論から言うと、こちらは色が白で目立ったのがだめだったのか、さっそく狙われてスリにあいました。
パリの女性の服装は上から下まで黒が基本なようで、他の差し色はスカーフと赤リップぐらい。明るい色のものを持っているとパーーーっと目立つので、カバンを選ぶなら黒一点だなと思いました。
財布は絶対盗られるので、百均で財布に見えないポーチを購入。
一個は財布として、一個はダミーで化粧品などを入れていました。
しかしあちらもプロなので、お金やクレジットカードが入っているほうがどれか手触りなどでわかるのかも・・・いくら準備しても、不安はぬぐえません。
カバンから取り出すときに取り出しにくいように大きめのものを買いました。
また、ヨーロッパは水の確保が大変だと思ったので、こちらを購入。
ホテルではエビアンが一本3ユーロ(365円)で売っていました。
水は一日3~4本は消費するので、速攻で元が取れて大満足。
大活躍でした!
また、プラグは、百均でCタイプのものをたくさん購入。
イギリスのBFタイプのプラグは百均に売っていなかったので、amazonでこちらを購入。
他に、ホテルでラーメンなどを調理したかったので、トラベルクッカーを持っていくので、電圧の違いからの故障に備えて海外旅行用変圧器も購入。
トラベルクッカーはあると本当に便利です(少々重いですが・・・)。
今回の旅行でも、パックご飯を温めたり、ラーメンをゆでたりして大変助かりました。
今は変圧器不要のものも売っているようです。
私のは何年も前に買ったので念のため変圧器も購入して持っていきました。
ネットはSIMカードにしました。アイフォン7プラスで使用しましたが、何の問題もなく楽々開通。
こちらはアマゾンで購入しました。パリ、ロンドンとも問題なく使えました。
ただ、地下鉄はどちらも圏外になりました。
ここまで準備している間に、もうスリのことしか考えられなくなって、旅行に行くのがめちゃくちゃ不安になりました。
パリが今ここまで危ないという情報をもし予約前に知ってたら多分、パリには行かなかったと思います。
なぜここまでスリが多いかというと、フランスが国としてスリを真剣に捕まえる気がないです。軽犯罪は警察も取り合ってくれないし、スリは捕まってもすぐに釈放、無罪放免です。
ですので、スリにとって、パリの街や地下鉄はノーリスクハイリターンのパラダイスな職場。
ちょっと他人のカバンに手を突っ込めば、うまく行けば何十万の利益が転がり込んでくる。よほど儲かっているのか、身なりのこぎれいなスリも多いです。
さらに、周りの人も、スリ現場をもし見ても、見て見ぬふりをして誰も助けてくれません(おそらく助けたりしたら、我が身が危ないから)。
日本では全く報道されませんが、ヨーロッパ、特にパリに行かれる方はこのことを知っておいた方がいいと思います。
誇張ではなく、パリ中に、地下鉄のあちこちに、スリが跋扈しています。
ルーブルで美術品に感動したくても、スリが気になって感動しきれない。
街中で写真をとったらアイフォンを狙われるのでカメラもおめおめ出せない。四六時中、気を張っていなければなりません。
私は、そんな観光になってしまいました。
実際、本当に危ないです。小さいお子さんやお年寄り連れは、パリ行きは再考されたほうがいいと思います。