2019年 パリ・ロンドン家族旅行⑨治安の悪いパリ北駅からユーロスターでロンドンへ 決死の大脱出!!
12月26日(木)夕方16時15分発のユーロスターでロンドンへ。無事たどり着けるのか・・・?
パリ北駅の治安の悪さについてはこちら
で、これたぶん氷山の一角ですよね。
ここに投稿していない、危ない目にあった人が山ほどいるはずです。
先日、パリのビッグバスという観光バスに乗りました。赤ルートは南方面。青ルートは北方面で、ちょうどパリ北駅あたりへも行ってくれて、下見ができたんですが・・・
予想通り、すごくヤバそう。
駅正面の治安が特にヤバいらしく、白人の姿はほとんど見かけません。
黒人と、中東系が多いです。
なんと、パリ北駅の正面を避けて駅に入る方法というユーチューブまで発見。
#14 北駅の攻略方法 ~安全でかつ時短できちゃう裏技を伝授します~
参考になるかなと思い見ましたが、大きいスーツケースを三つもって裏口に回るのも大変そうだし、さらにユーロスター乗り場は正面玄関が近いので遠回りになってしまう・・・。←余計危ない。
しかし、正面から入れない駅って、どんな駅なんだよ!!
しかもストライキでユーロスターが間引き運転になり、キャンセルになった便があるらしいです。うちの便はたまたまセーフでした。ダブルブッキングとかいって、その人たちに座席を乗っ取られないか不安・・・。
うちは帰りの便がロンドンからですので、万が一キャンセルになったらロンドンへ渡れず、帰れないのでかなり困ります。
我が家はタクシーでパリ北駅まで行き、そこからユーロスターに乗り換える予定です。しかし、そのルートがユーチューブで探しても、ブログで探しても出てこない・・・(地下鉄からユーロスターへのユーチューブはどなたかが上げてくださってるので、地下鉄から行く方はそちらを参考にされたらいいと思います)。
公式の地図を見ても、ユーロスター乗り場がどこなのかさっぱりわかりません・・・。
下調べせずにアホみたいに、魔の正面入り口付近でキョロキョロしてたら、絶対やられる。なので、グーグルマップで鬼のように構内を検索。
小さいスマホ画面を必死でタップしまくり、ようやくユーロスター乗り場を発見。
超簡易ですが、ユーロスター乗り場までの地図を書き記しておきます。
さて、北駅までのタクシーからの風景。
変に外の写真をとったら怒った悪い人に渋滞中のタクシーの窓が割られるのが恐ろしくて、人がいるところでは写真を撮れませんでした。
駅からかなり遠いのに、もう雰囲気が変わってきています・・・。
北駅近くは、え?ここはアフリカ?って思うぐらい黒人だらけです。
マネキンも黒人用。美容院や服屋が立ち並び、黒人が店の前に立って黒人を客引きしているという、すごいアフリカ感。黒人街が形成されています。
壁という壁いたるところに落書きがあり、歩いているアジア人は片手ほどしか見かけませんでした。
あんなに世界中、いたるところどこにでもいる中国人が、全くいないなんて・・・。
ここは本当にアジア人が歩くところではない、中国人にすら危ない場所なんだなと悟りました。
この景色を見て、神に本気で無事を祈りました。
そして、タクシーはなんと対向車線側におろされ、スーツケース三つも同時におろされました。
そこから、一人一つスーツケースを持って、渋滞の道路を渡ります。
たろちゃんは、誰に言われるまでもなく、バックパックを前に下げ、
パパ、たろちゃん、私の順に、わき目もふらずに一目散に正面玄関を目指します。
黒人が一人、また一人とこちらを見ますが、
勝手にスーツケースを持たれポーター代を請求されることもあるらしく、絶対にスーツケースを手からはなすまいといった気迫で、姿勢を低くし、前だけを見据えながら、もうただただ玄関をくぐることしか考えず、家族で速足で歩きます!!
一秒でも早く、
この正面玄関前を抜けるのだ!!
車を降りてから、正面玄関をくぐるまで、一目散に駆け抜けたので三分ぐらいでしょうか・・・
ようやく北駅構内へ。
でもここも油断できません。その後、若干キョロキョロしてしまいましたが、ユーロスター乗り場の目印、ユニオンジャックを発見。
助けて!!ユニオンジャック!!
助けて!!イギリス!!
大慌てで写真奥にある上階行きのエスカレーターに荷物をのせ、上につくと自動改札機にQRコードのついたユーロスターのチケットをかざします(ここでもたもたすると危ないので、必ず人数分のQRコード付きの搭乗券をプリントアウトして持っていきましょう!!)。
ピッ・・・
無事三人とも改札内へ。
ここで、ようやく深呼吸。
はあ、はあ・・・。無事・・・乗り切った・・・。
黒人や中東人にカバンを取られることもなく、囲まれることもなく、北駅正面を突破できた・・・神様、ありがとう・・・。
その後は普通にフランス側でイギリスの入国審査があります。
日本パスポートは機械にかざすだけで、質問もなしの超簡易入国となっていました。
12歳以上はこの機械で簡単に通れます。
そしてたろちゃんはなぜか機械が反応せず、税関の人に連れていかれてハラハラ。
無事機械のゲートが開いたところにたろちゃんが待っていたので、安心しました。こんな怖い駅で、一瞬でも子供から目を離すのが怖い・・・。
荷物検査も空港に比べると水持ち込み可など、ゆるめな感じでした。
そして中にある売店で水などを買おうとレジに並ぶと、「現金不可」と言われ、仕方なくカードで支払い。
ユーロ使い切ろうと思ったのになぁ・・・。
構内の治安はパスポートの検査を受けた人たちばかりなので悪くはなさそうですが、ここで外国人にお金を請求された人もいたみたいで油断は禁物です。
ユーロスターへ乗り込むときは大型荷物置き場にスーツケースを三つ置きました。
うちは73列目だったのですが、車両がめちゃくちゃ広い!!
かなり歩いて73列目へ到着。すると反対側の出口近くにスーツケース置き場がもう一つあり、うちのスーツケースはこちらへ置けばよかった・・・と後悔。
向かい合わせになった四人掛けの席を自動的にあてがわれていましたが、我が家は三人なので残った席にはフランス人マダムが座りました。
最初だけにっこりとしあったんですが、言葉も通じないのでそれっきり。
旅好きママは外国ならここで結構話しかけるんですけどね~・・・フランス語できず残念です。
で、ようやく休もうと思ったら通路を思いのほか、ずっと誰かが歩いている。
食堂車両へ何か買いに行っているのでしょうか。よくわかりませんが・・・。
ごそごそ、ごそごそと通り過ぎられます。
疑ってばかりで申し訳ないですが、あのスリだらけの国から乗っている人たちです。
ユーロスター内にももしかしたら、悪い人が紛れ込んでいるかもしれません。
そんな疑惑があるので、こうも通路をウロウロされると、なんだか落ち着かない感じでした。
その後定刻より遅れて、三時間ほどでイギリスに到着しました。
着いたイギリスでは検査も何もないので、そのまま出られます。
出たときに思ったのが・・・
イギリスの雰囲気が、何かすがすがしい!!
あのパリで感じた、舐めるような嫌な視線をどこからも感じない!!
表示も英語なのでわかりやすいし、お手洗いも駅なのに綺麗でした。
タクシーもすごく広くて、向かい合わせで五人くらい乗れ、カードも使えます。
機械化が結構進んでいる感じでした。
日本に帰ってきてからフランスのニュースを見ると、無期限ストライキにより、たくさんの鉄道がキャンセルとなりあちらにとっては日本のお正月みたいな、大事なクリスマス休暇に故郷に帰れなかった人たちが続出したそうですね。
うちは北駅は怖かったけど、運よくユーロスターに乗れてよかったです。
フランスのストライキって、思ったことや計画が、ここまで思うようにいかなくなるんですね。日常生活すらままならなくなります。
日本のストライキしか知らなかったので、視野がとっても広がりました。
世界って広いなぁってつくづく思いました。
とりあえず、決死の大脱出、無事成功です^^!!良かった良かった・・・。