国際結婚家族の海外旅行記録 

台湾人パパ、旅好きママ、たろちゃんの3人家族で節約旅行や英語教育。No Travel No Life.

ウェスティンルスツリゾート宿泊体験記 乗馬体験 2021/8/1

 

二日目は曇り空

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朝はアトリウムでビュッフェの朝食を食べました

フルーツ、サラダ、温かいおかずや冷たいおかず、パン、ご飯、カレーや味噌汁、スープなどがありました

ラインナップは普通な気がしますが、どれもお味は美味しかったです!

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食事のあとは30分の乗馬体験をしに行きます^ ^

1人につき30分5000円ほど

ガイドさんがまず先を行って、自分で手綱を握って歩きます

乗馬って、両親は20年前に一度したきり

中学生のたろちゃんは初めてです

 

たろちゃん、なんかヒィヒィ言いそう、、

キャーキャー言って上手く乗れなさそう、、

と心配していたのですが、

ヒィヒィキャーキャー言うのは、実は私だったというオチでした😭

 

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乗ったのはこちらの左から三頭

ジャニーくん、テリーくん、白い子がももたくんです

なんか、このお馬たち、すごくキャラが濃い

 

ももたくんは勤勉で、何もしなくても歩いて、乗馬体験のお仕事をしてくれます

手のかからない子です

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でも、他の二頭、ジャニーくんは草ばかり食べてるし、テリーくんは歩きたがりません

 

パパがテリーくんに乗ったのですが、慣れてない人ってわかるらしく、お腹を蹴っても蹴っても歩かず

15回ぐらい大の男が本気で蹴って、やっと歩き出す始末、、

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翌日足が筋肉痛になったパパ

 

私が乗ったジャニーくんは、とにかく草を食べます

頭がグワっと下がり、むっしゃむっしゃと草を食べ続けて前に進みません

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文字通り道草を食い、列から遅れるジャニーくんと私

 

私は悟りました

馬も、どちらが上か、ハッキリわかっている!😠

私は今、完全に、舐められているっ

 

それから私はジャニーくんに対して、厳しい態度にモードをチェンジしました

 

道草を食おうとしたら、ぐいっ!と力を入れて手綱を引き、食べさせない

止まろうとしたら、ガツンと腹を蹴る

ちゃんと働いてください!

という強い気持ちで、ぐいっと手綱を握ると、すごく言うことを聞いてくれるようになりました

 

目の前では、パパがテリーくんの腹を蹴りまくっているし、私は気合いが大変だし、

乗馬って、こんなに大変だったっけ、、?

20年前は、ただ乗ってたら進むだけだったのに、この子たち、癖が強いわあ、、

 

たろちゃんは初めてなのに、ほぼ乗ってるだけで、経験者の親が後ろで大騒ぎするという体験になりました

ガイドさんがめちゃくちゃ面白かったのも印象的😊

 

でも逆にこのくらいの方が記憶に残っていいかも!

 

最後は3人でパチリ

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乗りこなした風の写真が撮れました

汗だくになりましたが、なんだかんだで楽しかったのでまた乗馬したいです^ ^

 

夕方はミニゴルフへ

料金は3人で3700円程度だったと思います

クラブ一本とカラーボールの貸し出し付き

所要時間は2時間程度です

 

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芝生がフカフカでとーっても気持ちいいです!

全17ホールですが、結構な坂のホールなどもあり、全力で打ちます。

気温30度で暑いのもあって、終わったらヘトヘトになりました

でもとっても面白かった!

 

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偶然にも、3人の球が並んでしまいました、、

どう打てばいいの笑

 

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ここのミニゴルフで、ゴルフの楽しさがわかりました^ ^

この価格でこのコースが近くにあったら絶対ちょくちょくやりにくるな〜^ ^

暑く無いときにやると、もっと楽しいかもしれませんね😊

マリオットプラチナ会員、ウェスティンルスツ宿泊記 2021年7月31日 

コロナ禍で海外旅行が夢の夢になってしまったので、今年は北海道旅行に行くことにしました

うちはマリオットのプラチナ会員なので、ラウンジを使いたいため、系列のホテルを探していました

ホテル近くにルスツリゾートがあったので、今回はウェスティンに決定!

 

羽田空港から新千歳空港

羽田空港までマイカーで行きましたが、空港は空きがたくさんありました

繁忙期なので一泊2千円ちょっと

 

空港ではJGCのチェックインカウンターで荷物を預け、JALのさくらラウンジへ

空港もラウンジもわりと空いています

食べ物はほとんどなく、水も注文制になってました

 

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久しぶりの飛行機、、

新千歳空港行きの座席は3/4くらい埋まっていました

結構小さいお子さん連れの家族も多かったです

 

新千歳空港に着いたら、空港三階にあるレストラン街で昼食を食べ、レンタカーを借りました

レンタカーの場所へ行くバスもうちの家族のみ、貸切でした

 

レンタカー屋さんもお客さんはうちだけで、暇そうでした、、

本当ならお客さんが押し寄せる時期なんでしょうね、切ない、、

 

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出発〜!

気温は32度と、東京と変わらず暑いです!!

車でホテルまでは1時間半程度でした

道中半分くらい、景色が変わり映えしない森の一本道がずーっと続いてちょっと辛かったです、、

 

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きのこ王国でトイレ休憩

きのこ汁110円でした

うちは暑くて飲めませんでした💦

 

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しいたけソフトクリームもありました

どんな味なんだろう、、

 

そしてようやく、ホテル到着!

敷地が広い〜

チェックインはマリオットのプラチナ会員なので、ラウンジで座って飲み物をいただきながらできました^ ^

でも日光がさんさんとあたるラウンジで暑かった、、

 

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プラチナ会員特典

うちはウエルカムギフトに2名分の朝食を選びました^ ^

子供は中学生なので、大人料金で有料(3千円程度)です

 

宿泊客がいつもより少ないのか、21階の最高階へアップグレードしていただけました^ ^

 

お部屋の写真は他のサイトにたくさんあるので省略です^ ^

プラチナ会員のアメニティや、チョコレートのプレゼント、手書きの丁寧なメッセージカードなどが嬉しかったです^ ^

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コーヒーメーカー

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部屋からの眺め

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着いた日は、午後5時半からレストランアトリウムにてビュッフェを食べました(夕食は前日4時まで予約可、満席でした)

こちらもプラチナ会員は20%引きなので、3人で1万五千円程度でした

カニが食べ放題だったのですが、カニの身がフワフワでさすが北海道!!とうなりました

お料理はどれも美味しかったです!

 

そして土曜日の夜8時から10分間やっている花火へ

ウェスティンからはモノレールに乗って行きます。これが結構待ちました

蚊もいそうだったので、虫除け必須!

 

夜はちょうど良い涼しさです

花火は、ポップミュージックつきの、とってもきれいな花火でした^ ^

花火を見るのが本当に久しぶりだったので、見られて良かったです

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花火を見てから2019年に新しくできたというルスツ温泉ことぶきの湯へ

とってもきれいで広い温泉でした^ ^

バスタオルも置いてあります

ただ、ウェスティンからは結構遠いので、一回でいいかな、、

 

そして夜、ベッドで寝ようと思ったら、感じたことないフカフカでめちゃくちゃ気持ちいい!!

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ヘブンリーベッドという、ウェスティンのオリジナル?ベッドらしいです

シングルでもマットレスだけで20万くらい

枕も調べたらピローケース込みで2万6千円くらいしてました!

めちゃくちゃラグジュアリーなベッド、これいつかうちに設置するのが夢になりました✨

 

ふっかふかのちょうどいい硬さのベッドで、翌朝まで熟睡できました^ ^

このベッドで寝られて良かったあ、、

1日目は、疲れて一瞬で眠りに落ちました

二日目へ続きます

 

2019年 パリ・ロンドン家族旅行⑨治安の悪いパリ北駅からユーロスターでロンドンへ 決死の大脱出!!

12月26日(木)夕方16時15分発のユーロスターでロンドンへ。無事たどり着けるのか・・・?

 

パリ北駅の治安の悪さについてはこちら

www.fr.emb-japan.go.jp

 

で、これたぶん氷山の一角ですよね。

ここに投稿していない、危ない目にあった人が山ほどいるはずです。

先日、パリのビッグバスという観光バスに乗りました。赤ルートは南方面。青ルートは北方面で、ちょうどパリ北駅あたりへも行ってくれて、下見ができたんですが・・・

予想通り、すごくヤバそう。

駅正面の治安が特にヤバいらしく、白人の姿はほとんど見かけません。

黒人と、中東系が多いです。

なんと、パリ北駅の正面を避けて駅に入る方法というユーチューブまで発見。


#14 北駅の攻略方法 ~安全でかつ時短できちゃう裏技を伝授します~

参考になるかなと思い見ましたが、大きいスーツケースを三つもって裏口に回るのも大変そうだし、さらにユーロスター乗り場は正面玄関が近いので遠回りになってしまう・・・。←余計危ない。

しかし、正面から入れない駅って、どんな駅なんだよ!!

しかもストライキユーロスターが間引き運転になり、キャンセルになった便があるらしいです。うちの便はたまたまセーフでした。ダブルブッキングとかいって、その人たちに座席を乗っ取られないか不安・・・。

うちは帰りの便がロンドンからですので、万が一キャンセルになったらロンドンへ渡れず、帰れないのでかなり困ります。

 

我が家はタクシーでパリ北駅まで行き、そこからユーロスターに乗り換える予定です。しかし、そのルートがユーチューブで探しても、ブログで探しても出てこない・・・(地下鉄からユーロスターへのユーチューブはどなたかが上げてくださってるので、地下鉄から行く方はそちらを参考にされたらいいと思います)。

公式の地図を見ても、ユーロスター乗り場がどこなのかさっぱりわかりません・・・。

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字が小さいし、ユーロスター乗り場はこことはっきり書いていない

 

下調べせずにアホみたいに、魔の正面入り口付近でキョロキョロしてたら、絶対やられる。なので、グーグルマップで鬼のように構内を検索。

小さいスマホ画面を必死でタップしまくり、ようやくユーロスター乗り場を発見。

超簡易ですが、ユーロスター乗り場までの地図を書き記しておきます。 

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 さて、北駅までのタクシーからの風景。

変に外の写真をとったら怒った悪い人に渋滞中のタクシーの窓が割られるのが恐ろしくて、人がいるところでは写真を撮れませんでした。

駅からかなり遠いのに、もう雰囲気が変わってきています・・・。

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人気がなくて一層怖い

北駅近くは、え?ここはアフリカ?って思うぐらい黒人だらけです。

マネキンも黒人用。美容院や服屋が立ち並び、黒人が店の前に立って黒人を客引きしているという、すごいアフリカ感。黒人街が形成されています。

壁という壁いたるところに落書きがあり、歩いているアジア人は片手ほどしか見かけませんでした。

あんなに世界中、いたるところどこにでもいる中国人が、全くいないなんて・・・。

ここは本当にアジア人が歩くところではない、中国人にすら危ない場所なんだなと悟りました。

この景色を見て、神に本気で無事を祈りました。

 

そして、タクシーはなんと対向車線側におろされ、スーツケース三つも同時におろされました。

そこから、一人一つスーツケースを持って、渋滞の道路を渡ります。

たろちゃんは、誰に言われるまでもなく、バックパックを前に下げ、

パパ、たろちゃん、私の順に、わき目もふらずに一目散に正面玄関を目指します。

黒人が一人、また一人とこちらを見ますが、

勝手にスーツケースを持たれポーター代を請求されることもあるらしく、絶対にスーツケースを手からはなすまいといった気迫で、姿勢を低くし、前だけを見据えながら、もうただただ玄関をくぐることしか考えず、家族で速足で歩きます!!

一秒でも早く、

この正面玄関前を抜けるのだ!!

 

車を降りてから、正面玄関をくぐるまで、一目散に駆け抜けたので三分ぐらいでしょうか・・・

ようやく北駅構内へ。

でもここも油断できません。その後、若干キョロキョロしてしまいましたが、ユーロスター乗り場の目印、ユニオンジャックを発見。

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ユニオンジャックを見てこんなに嬉しかったのは初めて

助けて!!ユニオンジャック!!

助けて!!イギリス!!

大慌てで写真奥にある上階行きのエスカレーターに荷物をのせ、上につくと自動改札機にQRコードのついたユーロスターのチケットをかざします(ここでもたもたすると危ないので、必ず人数分のQRコード付きの搭乗券をプリントアウトして持っていきましょう!!)。

ピッ・・・

無事三人とも改札内へ。

ここで、ようやく深呼吸。

はあ、はあ・・・。無事・・・乗り切った・・・。

黒人や中東人にカバンを取られることもなく、囲まれることもなく、北駅正面を突破できた・・・神様、ありがとう・・・。

 

その後は普通にフランス側でイギリスの入国審査があります。

日本パスポートは機械にかざすだけで、質問もなしの超簡易入国となっていました。

12歳以上はこの機械で簡単に通れます。

そしてたろちゃんはなぜか機械が反応せず、税関の人に連れていかれてハラハラ。

無事機械のゲートが開いたところにたろちゃんが待っていたので、安心しました。こんな怖い駅で、一瞬でも子供から目を離すのが怖い・・・。

荷物検査も空港に比べると水持ち込み可など、ゆるめな感じでした。

 

そして中にある売店で水などを買おうとレジに並ぶと、「現金不可」と言われ、仕方なくカードで支払い。

ユーロ使い切ろうと思ったのになぁ・・・。

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現金不可の売店はこちら

構内の治安はパスポートの検査を受けた人たちばかりなので悪くはなさそうですが、ここで外国人にお金を請求された人もいたみたいで油断は禁物です。 

 

ユーロスターへ乗り込むときは大型荷物置き場にスーツケースを三つ置きました。

うちは73列目だったのですが、車両がめちゃくちゃ広い!!

かなり歩いて73列目へ到着。すると反対側の出口近くにスーツケース置き場がもう一つあり、うちのスーツケースはこちらへ置けばよかった・・・と後悔。

向かい合わせになった四人掛けの席を自動的にあてがわれていましたが、我が家は三人なので残った席にはフランス人マダムが座りました。

最初だけにっこりとしあったんですが、言葉も通じないのでそれっきり。

旅好きママは外国ならここで結構話しかけるんですけどね~・・・フランス語できず残念です。

 

で、ようやく休もうと思ったら通路を思いのほか、ずっと誰かが歩いている。

食堂車両へ何か買いに行っているのでしょうか。よくわかりませんが・・・。

ごそごそ、ごそごそと通り過ぎられます。

疑ってばかりで申し訳ないですが、あのスリだらけの国から乗っている人たちです。

ユーロスター内にももしかしたら、悪い人が紛れ込んでいるかもしれません。

そんな疑惑があるので、こうも通路をウロウロされると、なんだか落ち着かない感じでした。

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落ち着かない中、一路ロンドンへ。

その後定刻より遅れて、三時間ほどでイギリスに到着しました。

着いたイギリスでは検査も何もないので、そのまま出られます。

出たときに思ったのが・・・

 

イギリスの雰囲気が、何かすがすがしい!!

あのパリで感じた、舐めるような嫌な視線をどこからも感じない!!

表示も英語なのでわかりやすいし、お手洗いも駅なのに綺麗でした。

タクシーもすごく広くて、向かい合わせで五人くらい乗れ、カードも使えます。

機械化が結構進んでいる感じでした。

 

日本に帰ってきてからフランスのニュースを見ると、無期限ストライキにより、たくさんの鉄道がキャンセルとなりあちらにとっては日本のお正月みたいな、大事なクリスマス休暇に故郷に帰れなかった人たちが続出したそうですね。

うちは北駅は怖かったけど、運よくユーロスターに乗れてよかったです。

フランスのストライキって、思ったことや計画が、ここまで思うようにいかなくなるんですね。日常生活すらままならなくなります。

日本のストライキしか知らなかったので、視野がとっても広がりました。

世界って広いなぁってつくづく思いました。

とりあえず、決死の大脱出、無事成功です^^!!良かった良かった・・・。

2019年 パリ・ロンドン旅行⑧我が家のパリのクリスマスの過ごし方

2019年12月25日(水)パリでクリスマス

旅行出発前から、パリのクリスマスはお店や美術館等、全部閉まるから要注意という情報を得ていて・・・

一体どうしようとずいぶん悩みました。

そんな丸一日も閉まられたら、外に出て行ってもしょうがないし・・・

そしてスーパーもレストランも閉まっているらしい。食事はどうしよう。

 

・・・と行く前に考えて、結局食事は昼食は前日(24日)にモノプリオペラ店で格安で仕入れたロブスター(二パックで25ユーロくらい(^^♪)とスモークサーモンとパン、夕食はトラベルクッカーで持ってきたパックご飯と煮魚とみそ汁を温めて食べました。

ロブスターは薄味のフランス料理って感じでしたが、旅好きママは薄味が好きなのでとっても美味しかったです!

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モノプリのロブスターは結構味が詰まってて美味しかった

そして、ゆっくりと昼食をとり、午後からはチュイルリー公園でやっているクリスマスマーケットへ。

これは良かった!!

ヨーロッパのクリスマス感満載でした。

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クリスマスはすごい人出

組み立て・移動式遊園地ができていて、たろちゃんも大喜び。

あれに乗りたい!とまず目指したのが観覧車。

すると、大人一人12ユーロもしてびっくり!

なんだかんだで三人で5千円ぐらいする観覧車・・・

高い・・・高すぎる。

 

そして乗りましたが、なんか回転が速い。

ゆーったり、ゆーっくりという感じではなく、グルグルグル・・・という感じ。

しかも料金が高いだけあってサービスがいいのか、何周も回ってくれます。

観覧車らしからぬ速度の回転に、旅好きママのみすっかり酔って気持ち悪くなってしまいました。

そして怖くて目を開けられず、景色がほとんど見れなかった・・・残念!

たろちゃんと台湾人パパは楽しんでいました。

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台湾人パパが観覧車から撮った景色

あと、恐ろしいのりものが・・・

こちらなんですが、回転速度が時速120キロぐらいでているらしく、重力は5Gほどかかっているらしい回転式の乗り物。

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遠慮のない力技の回転

時速120キロって。5Gって。

戦闘機が回転するときもそのくらいの重力がかかっているらしいです。何回も回転してました。

下で見ていたら、降りてきた成人男性が盛大に吐いていてびっくりしました。

そりゃ苦手な人は吐くだろうな、あれは。

なんか、乗り物も全体的に激しすぎるフランス。

パリの人は刺激的なのが好きなのでしょう。

 

そしてここで気が付いたのですが、このマーケットは多くの店が現金のみしか取り扱っておらず、カードが使えない!!

うちは現金をそんなに持ち歩いていなかったので、乗り物で遊んだあとはほとんど何も食べられず・・・

仕方なく残っていた小銭の4ユーロで焼き栗をぼそぼそと食べていたら、なんと焼き栗屋の隣の店がクレジットカードを扱っていました!!

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可愛い焼き栗屋。4ユーロは多分食べ物で最安値

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このチーズを溶かして、フランスパンやジャガイモにかけて食べます。うま〜^^

大喜びでカードが使える店で食べたいものを買い、美味しくいただきました。

現金をほとんど持ち歩いていませんでしたが、現金がこんなところで必要だったなんて・・・。

盲点でした。

ここでも三人でなんやかんやと食べて乗り物に乗ったら、100ユーロぐらいはあっという間になくなります。

 

そして現金が尽きたので、いったんホテルに戻って休憩し、夜はあらかじめ申し込んでおいた夜景ツアーへ。

台湾人パパは自分で名所を巡って夜景を見たり、写真をとったりするのを楽しみにしていたのですが、私はパパが自分で夜景巡りに行くのをとめました。

夜、アジア人のおじさん(アジア人は若く見えるのでお兄さん?)が一人(←旅好きママは行く気なし)。

超有名観光地で両手でスマホを持って喜々として写真を撮りまくっている。

脇の下がガラアキ←ポケットに手を突っ込んでくるスリの餌食確定。

スリぐらいで済んだらいいけど、強盗にひんむかれたら大変です。

 

でも、ツアーなら安全。バスに乗せてもらって観光地を巡ってもらい、ババーーっとバスからみんなで降りて、写真を5~10分で撮り、またパパっとバスに戻る。

なんて安全な旅でしょう!

三人で100ユーロ近くしましたが、外国では安全はお金で買うものです。

日本の一般の感覚では高いなと思えるぐらいのお金を払わないと、タクシーで移動もできないし、スリに身ぐるみはがれるしとんでもないことになります。

危ない目にあうことを思ったら、夜景ツアー代の100ユーロぐらい安いものです。

 

夜景ツアーも安全でとっても良かったです!

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凱旋門は下車して撮影

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今年のシャンゼリゼ通りのライトアップは赤です。年によって違うそう。

エッフェル塔は日没後から7時、8時、と時間きっかりにシャンパンフラッシュで光るんです。今回は11時の回ですが、見られました!

黒人の怪しげな物売りを器用に避けてとった写真。

夜11時でもやっぱり、いるんですね~。

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クリスマスに何をしたらいいかわからなくて悩みましたが、クリスマスマーケットと夜景ツアーという選択はなかなか良かったです^^

あとは教会などに行ってもいいのですが、ノートルダム大聖堂が燃えてしまったので今回は教会は候補から外しました。

明日はいよいよ、パリ北駅からロンドンへ向かいます。

2019年 パリ・ロンドン家族旅行⑦ツアーでモンサンミシェルへ。気づいたら〇〇のカバンが全開、またもやスリ未遂

12月23日(月)パリからバスで4時間、東京名古屋間程度の距離のモンサンミシェルへ行くツアーに参加

https://www.veltra.com/jp/europe/france/paris/a/9066

ツアーはネットで探したこちらのツアーに参加しました。

結果はガイドさんの説明もよく、とっても親切、かつスムーズで大満足!

やっぱり個人旅行で勝手にウロウロして迷ったりスリに襲われたりしなくていいし、フランスは全部ツアーがいいかも~。

モンサンミシェルは7年ぐらい前に知り、いつか絶対に行きたいと思っていたので、今回は行けて本当に良かったです。

 まだ真っ暗の中パリを出発。

朝日が昇ってきてきれいでした~。

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途中小さい村へ寄りました。パリとはまた違って、中世のかわいい街並みが保存されていたようでとっても可愛くてテンションが上がります。

 

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お店も可愛い

でも下車時間が40分ぐらいなので、写真を撮ってお土産を買ったらあっという間に出発。

またしばらく進むと、小さくモンサンミシェルが見えてきました!! 

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ちっちゃいけど感動の瞬間!

昼食は選べたので、バス内で決めてガイドさんに伝えました。内装もよく美味しいとガイドさんから説明があったこちらのレストランでランチです。オムレツは味が良くないと評判なので、味がいい方を選びました。。

レストラン ル・プレサレ

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綺麗な外観、内装も味も良しです

メニューはオニオンスープ、フィッシュかポーク、デザート。

お味はとっても良かったです。

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フィッシュは嬉しいごはんつき

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ポークはガッツリ

で、食べ終わったらなんと14時・・・。

15時半にはモンサンミシェルを出て、こちら側の岸に戻ってくるバスに乗ってくださいと言われているので時間が全然ない!!

というわけで大急ぎで対岸行きのバスにのり、いざモンサンミシェルへ。

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さすがにすごい迫力

門から入るとすぐにオムレツで有名な、ラ・メール・プラールがありました。

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今回はスルー。お客さんは結構いましたが、満席ではありませんでした。

その後参道のようなところをひたすら登っていきます。

最初は坂、その後結構急な階段ですよ~!!

運動不足の人は間違いなく、ここで足がぱんっぱんになります。

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入りたくなるお店がたくさん!!

登っている途中から見える周りの景色も圧巻です。

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礼拝堂はさすがに荘厳で、神様がいらっしゃる感じでした。

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静かです

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一番上の回廊はどこを切り取っても絵になります。

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ここから下って戻っていくんですが、色んな部屋があり、一本道なのになんか迷いそう・・・。

トイレはモンサンミシェル寺院内の中頃に、に新しくできたとってもきれいなトイレ(無料)がありましたので、ありがたかったです。

 そしてもう、とにかく時間がないので必死で駆け下りる感じで、ゆっくり見ている暇がありませんでした。

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どこを切りとっても絵になります

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だいぶ歩いたけど、もとの参道までなかなか辿りつきません

大急ぎで下ってきて、ようやく参道まで戻ってきました。

残り10分のところでやっと大天使ミカエル像やマグネットなどを購入。

購入後は急げ!急げ!帰りのバスに乗り込むんだ・・・!

と大慌てで小走りに歩いていました。

 

そして、バス停につき、バスを待つためほっと一息ついたところで違和感。

・・・ん???

たろちゃんの黒いリュックが、全開になってる。

さっきまで1時間半という制限の中、大慌てでモンサンミシェル登って降りて写真とって・・・たろちゃんのリュック開けてる暇なんて、一切なかったよね・・・

たろちゃんのリュックに入れてるのはそもそも、おやつ、水、たろちゃんが暇したとき用キンドル、防寒具。モンサンミシェルに入ってから、これらのものは一切触ってません。

 

・・・?

・・・。

あー、これ、スリだわ。とようやく気づきました。←スリ二回目でも慣れてないとこんな反応・・・

しかしいつの間に・・・!?

モンサンミシェルの門内では、まだカバンは閉まってたような・・・?いや、未確認かも?

お店で大天使ミカエル像を包んでもらってたあたりから、慌てていたのでカバンチェックの記憶がない・・・。←ここらへんが怪しいかな?

一応、私は手ぶらなのですが、家族のしんがりについてみんなのカバンに気を付けてました。

でもたろちゃんのカバンをいつ開けられたとか、不審な人はあの人かしらとか、まったくわかりませんでした。

もうね、ここは、本当に、油断してました~。

今回のスリは、見事なお仕事ぶりでした!敵ながら天晴な感じ。

本気で、ぜんっぜん、わからなかったわ!!

 

で、一応金目?の物といえばキンドル(米ドル30ドル程度)ぐらいなので、キンドルがあるかどうか確認。無事にありました。なんだか、ほっ・・・。

それからスリのことを気にしている暇もなく、対岸行のバスへ乗り込み、おいていかれないように必死でツアーバスへと戻りました。

約束時間の午後4時ぴったりに、バスに乗り込みます。

あぁ、走った走った。疲れた・・・。

 

この帰りの、最後の買い物・・・とか、帰りの電車とか、そういうときにやられやすいんですかね。

朝とか正午あたりは気を張ってこちらも観光しているんですが、夕方や夜はどっと疲れがでて、朝や昼ほどの緊張感がなくなりますので。

プロが仕事しやすくなるんですかね。

そしてそのまま帰りのバスではあまりに疲れたので、スリのことを考える暇もなく、熟睡しました。

 

しかし、今思うと、やっぱり、気持ち悪いんじゃーーー!(怒)

アジア人だからって、狙ってんじゃねぇぞ!(言葉もだんだん荒くなる)

子供のカバンなんか大したもの入ってないのがわからんのか!スルーしろや!!

たろちゃんも、最初はえ?僕のカバンスリにあったの?と狐につままれたような顔していましたが、

最後はフランス(のスリ)めぇええええ!!(怒怒)って怒ってました。

 

もう観光地は田舎でも、スリいるんですね。

スリ野郎(娘)!!

次に私の目の前に現れやがった日には、白人だろうが子供だろうが青年だろうが、怒鳴り飛ばしてやる!!と固く決意。

フランス旅行で普段温厚な私が、白人を怒鳴り飛ばしてやろうと思うぐらい他人に怒りがわくとは思いませんでした。

自分の家族や財産を守るため、戦うべきときには戦わないといけないんだなと思いました。強くなりました。

 

この日は夜9時に旅行会社に戻り、夜遅くだったのでウーバーも安かったのでそのままウーバーでホテルまで戻りました。もう一歩も歩けない。

 

そしてホテルに戻ったら、なぜかシャワーが水風呂でした。

電話で台湾人パパに連絡してもらうと、「わかってます。すぐなおします」という答えが。

・・・すぐって、絶対嘘だ。

フランスのすぐっていつ?もしかして明日の朝ぐらい?

すごく眠かったので、諦めて寒い夜に水シャワーを浴びました・・・。

しかし、コートヤードレベルのホテルでも水風呂のときあるんだ・・・。

そしてこの後、のどが痛くなり、めちゃくちゃひどい風邪ひきました(1/5現在、まだ完治せず)。

ネットで調べると、フランスはしょっちゅうお湯でなくなるらしいですね。

いろんな国に海外旅行よく行きますが、お湯がでなくなったのは初めて。

ホテルでもインフラがこのレベルなことにびっくりしながら、一日が終了。

もうこの国で起こるハプニングや混乱に慣れてきて、何が起こってもあまり驚かなくなってきました。

無事にホテルに帰ってこられただけで、よしとしましょう。

普通にあそこが綺麗だった⭐️あれがかわいい⭐️などのゆるいブログ書きたかったよ〜。フランス、刺激的すぎですほんとに。

パリで現地の人に馴染む服装って・・・?

ちょっと話題が変わりますが、パリでは「現地の人に馴染む服装をすると良い」って書いてありますけど・・・

現地にアジア人観光客として行った感想としては、現地の人に馴染む服装っていうのが、非常に難しいなと感じました。

単純に、色味で馴染もうとするなら、冬は「全身黒コーデ一択」でしょうか。

コートとズボンはもちろん、カバン、帽子、靴、マフラーまで黒にしておくと良いでしょう。下はスカートを穿いている人はほとんどいないので、ジーパンなどが無難だと思います。ブーツの人もあまりおらず、男女ともにほぼスニーカーでした。スニーカーだけ白っていう人もよくみかけました。←パリ流オシャレなのかなぁ。

あと、日本の女性の服はゆったりめの服が多いですが、世界的には体のラインを見せるぐらいぴったりしていて、デザインもハード系のスタイルが主流ですのでふわふわヒラヒラしているとガチで浮き、スリのカモ認定されるので気をつけましょう。

 

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有名百貨店ギャラリー・ラファイエット前で撮影

写真を見てもらったらわかると思いますが、頭の先から足の先まで黒の人が多いです。

もはや差し色とかもいらない、黒がオシャレ。といった感じ。

 

で、感じたんですけど・・・

服の質感というか・・・

なんというか、日本で来ている服をそのまま持っていくと、何を着ても「真新しすぎる」感じで浮いてしまうんです。

パリの人の服って、ボロくはないが、真新しくもないという絶妙な基準の服を着ている人が多くて・・・

 

セーターやマフラーは、けば立っているのが普通。

コートは、クリーニングとかしてなくて、何年も着てる感じが普通。

ただ、みすぼらしくは見えない。

という、我々日本人にとって、非常に難しくマネしにくい基準をクリアしている感じです。

ああいう素材であちらの服は売ってるのか?ちょっとよくわかりませんが、とにかく日本の服を着ていくと目立ってしまいます(特に女性)。

 

強いて一番近い感じで言うなら、大人が来ている服でも、小学生男子が毎日学校に着ていっているダウンジャケットぐらいのボロさです。

遠めから見たらわからないけど、よく見たら汚れたり毛羽立ったりしている感じ。

ですので、「現地の人に馴染む」とか、目立ってしまうことに関しては、諦めた方がいいかな、と個人的には思います。

どうせ何を着ても目立ってしまうのだから、なるべく黒っぽい服を選べれば選び、あとは好きな恰好をしてもいいと思います。

防犯対策だけはしっかりしていきましょう^^

2019年 パリ・ロンドン家族旅行⑥地下鉄で、「今何時?」スリの手口公開と、精神的ダメージの記録

2019年12月21日土曜日夕方 ルーブル美術館からの帰りの地下鉄一号線での出来事。

前回からの続きです。

ストの影響、もしくは土日の影響か夕方という時間帯の影響か、ウーバーは高いので、夕方の満員地下鉄でホテルに戻るしかなかった私たち家族。

地下鉄はとても混んでいるので、中ほどに乗り込むのは無理。

座るのはもちろん無理。

駆け込んで、窓際に立って乗るという方法しかありませんでした。

駆け込んだときに、少々違和感のある女の子二人組が、はしゃぎながら私の前に乗りこんでいました。。

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その子たちは、年は15歳ぐらいでしょうか。かわいらしい女の子二人。

一人は浅黒い顔をしていて肌荒れし、肌はボコボコしていますが、愛想がとってもいい女の子。

一人は金髪碧眼のそばかすがある白人の無表情の女の子でした。たぶん、大人になったら美人になると思います。

その二人に、私たちは次降りるから、あなたの窓際と位置を変わってくれない?と英語で言われ、窓際に立っていた私はなんの疑いもなくいいよ、といって彼女たちの内側に位置を変わりました。←この時点で、違和感もなくかなり自然に、たくみに台湾人パパとたろちゃんから引き離され、彼女たちと私の空間が出来上がる、という構図になっています。

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気がついたら家族から引き離されていました

そして肌の浅黒いソーシャル担当の子が、「今何時?」とニコニコ笑顔で英語で聞いてきました。

私は愛想のいい女の子でしたので、なんの疑いもなく、時計はコートの内側なので、この時点でカバンから両手を離し、右手でコートの袖をまくり、左腕を見せてあげました。←この時点で、カバンから両手が離れ、カバンを開けられる状態に!!

 

じーっと浅黒い女の子が私の時計をのぞき込み、「・・・」という数秒の時が流れ、

そこでようやく「はっ!!」と気が付いた私。

この子たち、スリだ。

「今何時」スリだ!!

悟った瞬間、ばっ!!とカバンに両手をやると、案の定カバンのチャックが半分開いているではないですか。

金髪碧眼スリは、左手に大きめの黒いカバンを持っており、右手はその後ろ側に隠しています。←違和感満載

私のカバンに直接手を入れているところではありませんでしたが、カバンを開けたのは絶対に彼女。

しかし、チャックを開けるジーっという音も、振動も全くしませんでした。

私は速攻で40ユーロとメインクレジットカード入れていたポーチをごそごそ探すと、ちゃんとありましたので、ほっとしました。

 

私は、その後、「あんただってこと、もう分かってるよ」という目で、金髪碧眼スリを真正面から見つめました。

彼女の目は、ものすごく無機質で・・・

あんなにきれいな青い目をしているのに、何も映し出していないような目です。

たぶんここで私が怒鳴り飛ばしても、

どうしてこんなことをしたの?だめよ?と優しく問いただしても、

おそらくなんの光も、映し出さない。

機械のような目をしていました。

 

そしてすぐに次の駅について、二人組のスリは年頃の女の子らしく、はしゃぎながら降りていきました。

 

呆然、でした。

そのあと台湾人パパに、「なんで時計見せてるのかと思った」と言われました。

私も、「今何時スリ」がいる、ってネットで読んで知ってたんです。

でも、疲れ切った足。疲れで、全く働かない頭。フランスの臭い地下鉄という慣れない状況。

知ってても、対応できないことってあるんですね。

わかってても、やられるんです。

 

カバンを開けられた!と一通り台湾人パパに騒いでから、怒りが沸き上がってきます。

ターゲットにされた!!

あんなにあんなにスリに注意していたのに・・・かわいい女の子だったから、気さくに話しかけられて、油断した!!

しかも、あの子たち、乗り降りのときはキャッキャとはしゃいで、どう見てもゲーム感覚でスリを楽しんでいる・・・

今頃また、私みたいな平和ボケしたアジア人を狙っているんだろう。

しかも、パリでは捕まっても、スリは軽犯罪だからって無罪放免ですって。

ってことは、こちらはただの、やられ損?盗られても、盗られ損ってこと?

そんなバカな話ある?

うわ~~~、腹立つ腹立つ腹立つーーーーー!!

そして周りの人たち、現地人なら、絶対わかってたでしょう?

誰一人、声すらかけてもくれなかった。パリの人って、なんて冷たい人たちなんだろう!!

頭が怒りでグルグルします。

 

ホテルに戻っても、怒りが収まりません。

ようやくスリが本当に我が身にも降りかかるんだということを実感した私は、改めてスリのことについて調べ倒します。

そしてこの手口できたら、こうしてやる。

あの手口できたら、こうしてやる。

と頭の中で予行演習を繰り返します。

 

そして・・・思い出しました。

我が家は、ロンドンへの移動はユーロスターに乗る予定でした。

パリが危ないと何も知らなかった物見遊山な気分のころ、「列車で国の移動もいいわね~☆」と軽い気持ちで予約したチケットがあります。

でも、そこの出発駅がなんと、あの「パリ北駅」。

「ガイドでも用事がない限り行くな」と言われている、治安の悪い場所らしいんです。

パリ北駅、で検索すると、在フランス日本大使館の記事で、お父さんが黒人の強盗に囲まれ、みぐるみはがれそうになってる間に、娘さんがiphoneをスられているという記事を発見。確か現金もすられたんだったと思います。

元記事はこちら↓

https://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/higaisha/h_5.html#chap01

 

・・・やばい。

家族三人、巨大スーツケースを持って移動中、もし台湾人パパが190センチ越えの巨大黒人に囲まれたら・・・

私、助けられない。

子供は大丈夫なんだろうか・・・。

こんな危ない駅で、どうやって我が身と家族を守ればいいの!?

どうして何も知らず、こんな危ないルートを選択してしまったんだろう。

バカな選択をしてしまった・・・。

恐怖と不安があとからあとから押し寄せてきて、その後の旅がめちゃくちゃ憂鬱になりました。

とにかく、来仏三日目で、パリには本当に悪い人がいっぱいいることを、身をもって知りました。

私は財布らしい財布を持ってなくて、たぶんお金が入っている袋がわからず未遂ですみました。

でも日本で平和に浸りきってボケていた私には、初めての目の前で自分のものを盗難されそうになったという事実に、精神的ダメージが非常に大きかったです。

 

ここで考えた対策は、

女の私は、カバンを持たない

です。

明日からの観光は、手ぶらで行くことに決めました。

水、手袋やマフラー、のど飴や化粧品などのこまごましたものは、台湾人パパとたろちゃんに持ってもらうことにします。

少量の現金とクレジットカードだけ、腹巻型のウェストポーチに入れておくことにしました。

もちろんパスポート、財布の次に大事なスマホは首からがっつりさげて、コートの中に入れて移動です。

日本から観光に来たばかりで、背中に危機感が全くない女性の私なんて、カバンを下げていたらパリ観光中はずっとスリの餌食にされるでしょう。まさにカモネギ

だから、もう、ネギを背負うのをやめました。

カモ(身体)本体だけなら、盗られるものもありません。

この作戦は、かなり良かったのか、次の日からは餌食を物色するような、おかしな目線を感じることがぐっと減りました。

 

パリって怖い。

いきなり目の前でお金や電話を本当に奪われるんだ。

本当に本当に、そんなことがあるんだ。

そんなことを考えながら、とっても嫌な気持ちで一日が終わりました。